新時代のピアノ

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 もうご存知の方も多いかと思いますが、NAMM Show 2009 ではローランドからV-Pianoが発表されました。これは、従来のサンプリングとは異なる新しい音源方式が採用された、まさに新時代のデジタル・ピアノと呼ぶべきものです。
 ここで細かい商品説明は割愛させてもらいますが、端的に言えば、伝統的な高品位のピアノ・サウンドを鳴らせるのは無論のこと(鍵盤もすばらしいです)、その上で文字通り「自分のピアノ」(My Piano)を自由自在に作れるのが最大の特徴でしょう。調律を変える、ハンマーや響盤などを変える、弦の材質を変える、そしてピアノ弦を全部3本弦にしてしまうなど、ピアノの構造そのものを、いわば、あり得ないように、そして自分が好きなようにカスタマイズしながら、自分の求めるピアノ・サウンドを作り出すことができるというわけです。ローランド創始者の梯 郁太郎氏、曰く、このピアノを作るのに構想から10年かかったと述べておりましたが、長年のローランドの先端技術を結集させた先鋭的なピアノがこのV-Pianoであります。

 さて、先日、このV-Pianoと同社のオルガンのプレス/業界関係者向けの発表会(V-Piano & Organ Conference)が行われ、その席でデモ演奏のお仕事を頂きました。場所は昨年のV-Link Conferenceが行われた都内ホテルで、今回も多数の方々がご来場になりました(ちなみに、下写真は最前列におりましたJSPA会長の松武秀樹氏に撮影して頂いたものです。この場を借りましてお礼を申し上げます)。

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 ステージでは、ローランドの上郡山さん(写真内)がこのV-Pianoの全貌を明かしつつ、僕がそれに合わせて、プレビュー演奏する、といったような流れでした。写真からもバックのスクリーンには調律を変えたり弦を全部3本にさせたりした様子などがおわかりになるでしょう。ピアノ弾きのみらず、この画面からも音のイメージへの興味をかき立てられることでしょう。
 今回のデモでは、いつもにも増して周到なリハを重ねた点からも、いかにこのV-Pianoが重要な位置付けなのが伝わってきます。上郡山さんの的を得たスムーズな進行のおかげで、大きなトラブルもなく無事にステージは終わったのですが、梯氏をはじめとする多数のローランド上層部の方々、開発陣、そして多数の業界人が集う衆目の中でのデモは、それはそれはすごい緊張します(笑)。さらに、控え室では、僕の後に素晴らしいピアノ演奏を聴かせて頂きました前田憲男氏と二人っきりになってしまい、ここでも緊張(笑)。実は僕が若きバックバンド時代に、よく前田氏が音楽監督を務めておりまして、上手く弾けずにたびたび怒られていた過去もあったもので…(笑)。今回は全然優しくお話をして頂き、ホッとしたのですが~。
 とにかく、今回はちょっと大変なお仕事でしたが、僕自身もこのピアノにハマっております。このピアノの斬新な音に合わせた曲なんかもイメージできそうです。

v-piano02

 なお、V-Pianoの詳細については3月売りのキーボード・マガジンで詳しく書く予定です。興味ある方はご覧くださいませ。

新時代のピアノ」へのの返信

  1. ごぶさたです。あいかわらず、活躍中ですねえ。
    これがウワサのVpianoですか。
    一体どんな音がでるのか想像できませんが、値段も気になります。はやく触ってみたいです。

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