Floating Colors 発売記念ライブ
2002/6/3(月):目黒BLUES ALLEY JAPAN
2002/6/3(月)、目黒ブルース・アレイ・ジャパンにて、セカンド・アルバム『Floating Colors』の発売記念ライブを行いました。ブルース・アレイでのライブは僕にとって初となります。当日は、月曜の夜にもかかわらず、たくさんの人がつめかけてくれて満員御礼となりました。ご来場の方々、ありがとうございます。
『Floating Colors』の発売が3/20ですから、ライブまでかなり日が経っていました。その分、ライブ用のアレンジもじっくり練り直すことができたし、新曲なども用意できました。今作はピアノ+弦楽四重奏によるアコースティック編成なもので、ライブでの弦カルはザ・芸者ストリングスのみなさんにお願いしました。彼女達を知ったのは、以前、charの武道館ライブのビデオを見たときだったのですが、その素晴らしいアンサンブルに魅せられ、さっそくコンタクトをとりました。リハは2回行ったのですが、最初からとても良い感触が得られて、もうバッチリでした。
今回のライブは、第1部が今作収録曲をピアノ+弦カルだけで演奏し、第2部はリズム・セクションを加えた形で行いました。リズム・セクションは、アルバム中の「エイプリルフール」に参加してくれたレコーディング・メンバーが全員集結し、ステージ上は9人編成という豪華なステージになりました。
両ステージとも、とても充実した内容でメンバー一同、楽しく演奏できたし、お客さんにも楽しんで頂けたステージができたと思います。久々の満点ライブ!
出演ミュージシャン
- 篠田元一(Piano)
- ザ・芸者ストリングス
矢野晴子(Violin)
岩戸有紀子(Violin)
大沼幸江(Viola)
矢野晶子(Cello) - 原田芳宏(Steelpan)
- 養父 貴(Guitar)
- 渡辺 建(Bass)
- 木村万作(Drum)
写真:星野俊
演奏曲
- 第1部
- Invisible Palette
- Vari Dance
- エメラルドの波紋~Next Story
- 朝霧
- 亡き王女のためのパヴァーヌ
- Time and Air
- 第2部
- Friends
- Cape Wind(新曲)
- Night Wave
- One Night
- Urban #2
- エイプリルフール (アンコール曲)
第1部: 『Floaing Colors』収録曲を演奏
第1部は『Floating Colors』から6曲演奏しました。ピアノ+弦楽四重奏は、レコーディング以来だから、半年振り以上の再演だし、しかもライブなので、とても楽しみにしておりました。PAのバランスはとても良いし、アンサンブルに身を委ねて自然と気持ち良く演奏できました。ピアノ(スタインウェイ)は年季モノですが、なかなかお気に入りの音がします。考えてみたら、自分主宰のライブでアコピ一本というのは初めてかも。
長年、多くのアーティストのステージとかレコーディングを経験してきている人達だから、もう言うことナシのアンサンブル。シャープでありながら、温かいサウンドです。僕の書くスコア以上の音を出してくれました。
第1部は、編成的にみても、静かめの構成ですが、どの曲も、熱心にじっくり聴いていただいているのがよくわかりました。これって、とても嬉しいんです。
第2部:リズム・セクション+ザ・芸者ストリングス
第2部は、「リズム・セクション+ザ・芸者ストリングス」による大編成が所狭しとステージに並びました。リズム・セクションは、よく一緒にやらせてもらってきたメンバーなので、気分的にもとてもリラックスできます。それにしても、万作さん+建さんのリズムは、プリズムで長年一緒にやってきただけに、いつもどっしりと大船に乗った気分で演奏できます。原田くんはPIVOTも一緒だし、彼のサウンドは僕が趣向するサウンドにもはや欠かせなくなってきました。一番若い養父氏とは、公私ともに実は一番つき合いが長く、一緒に某メーカーのインストラクターなどもやったり、ピットインにも一緒に出ておりました。健康ランド&バーベq仲間でもあり(笑)、海外に一緒に遊びに行ったりもしました。ここにきて頭角を出してきた注目の新進ギタリストです。
第2部では、今回のライブのために新曲の「Cape Wind」を用意しました。弦カルのアレンジもうまくいったし、今後絶対に収録したい曲であります。また今作収録の「One Night」をジャズ・リズムに乗せた新アレンジで演奏しました。建さんのベースを大フューチャーです。あ、建さんといえば、MCでも大活躍(笑)。いつも同じネタですが(^ ^;)
また、1st『PIVOT』からは「Night Wave」 と「Urban#2」を弦カル入りの新アレンジで演奏。やっぱり生の弦が入ると一挙に質感がアップします。そして温かく迎えて頂きましたアンコールでは、CDと同じく「エイプリルフール」でデザート・タイム(笑)。これも弦カル入りの新アレンジです。
あっという間にライブが終わってしまった感じでしたが、メンバー一同、とても満足のいくステージでした。お客さんのムードもとても良かったし、とても幸せな気分になれたライブでした。
終演後は、手売りのサイン入りCDもたくさん購入していただけました。重ねてお礼を申し上げます。
こんな趣向のライブをまた近いうちに企画しておりますので、次回もぜひよろしくお願いします。
オマケ
打ち上げは、自然の流れか、オーナーのご厚意もあり、楽屋が宴会場になりました(笑)。芸ストのみなさんは結構酒豪でして、初顔合わせのときから、一緒に呑みまくりました(笑)。 芸ストのメンバーは、プリズムのレコーディングや浜田省吾のステージで、万作さんや建さんとも親交が深かったので、みんなお知り合い状態のメンツとなり、この日の楽屋は終日爆笑続きでした。
このスナップは、最後まで居残り組。万作さんの最後は行方知れず……??(笑)