かっこいいコード進行88

かっこいいコード進行88

僕の新書が久々に出ました(8/24発売)。 音楽関係の著書としては旧版、監修などを含めると、おそらく37冊目(翻訳版を含めると45冊目)になります。

今回出す音楽書のタイトルはズバリ、

「かっこいいコード進行88」

表紙を見ると一見写真集のようなスタイリッシュでお洒落なデザイン。これは実は中身が踏襲されているんです。タイトルどおり、かっこいいコード進行を88パターン掲載しているものですが、内容を簡単に箇条書きで紹介してみます。

  • いざ曲を作ろうとすると、自分の引き出しの中には限られたワン・パターンなアイディアしかない、という人のためのコード進行本
  • 少しでもかっこいい曲を作りたいという人のために、実用性や応用性がともに高い8小節単位の88パターンのコード進行を収録
  • キーはCメジャー/Aマイナーに揃えてあるためパターン同士を自由に組み合わせることが可能。8小節の前半や後半だけ、パターンによっては任意の小節間だけを使うなども自由
  • 何より基本コンセプトとしたのは、コード進行を鳴らすだけで、かっこいい、スタイリッシュ、お洒落、都会的、ジャズテイスト、大人の雰囲気…といったようなイメージが即浮かぶようなものだけを掲載
  • コードそのものにもテンションや分数コードをふんだんに含ませ、同じようなコード進行でも、カッコよく、質感高く聴かせるためのアプローチなども満載
  • 88パターンそれぞれにコード進行の詳細な理論解説を書きました。
  • コード進行の表記は今までになく明解な新方式
  • 実際、そのコード進行を押さえる際、最適なボイシング・データ(SMF)もダウンロードができます。このデータはもちろん僕のボイシングです
  • DAW上などで自分のオリジナル曲のリズム・パターンへこのボイシングを流用することもできるので、理論はよくわからないけど、かっこいいコード進行で曲の下地をまずは作ってしまいたい、というような人にも活用できます
  • 自分なりのアイディアや利用方法を見つけ出し、実践の場でどんどん活かしてください!
  • 単行本に加え、Kindle版も同時発売

今まで僕の「実践コード・ワーク」関係を読んで頂けた方にとっては、「実践コード・ワークの中の実践編」といってもいい内容になっていると思います。とりわけテンションの使い方とか連結のさせ方などはかなり勉強できるでしょう。

コード進行関係の本というと、ついジャズのジャンルに片寄りがちですが、ここではそれだけでなく、例えばスティーリー・ダン風の非典型的・非機能的なコード進行、AOR、新しい転調感覚のJ-popやニュー・ミュージック系、フュージョン、R&B、ダンス・ミュージックさらにはアンビエント風などなど…幅広いジャンルでかっこいい曲作りの基盤をサポートしています。個人的にもカーペンターズ風とかデイヴィッド・フォスター風とかも、もちろん入れましたw

この本のために膨大な名曲やヒット曲を資料としたこともあり、予想以上に、大幅な時間がかかってしまいました(関係者の方々、ごめんなさい)。その分、内容はかなりいいものが書けたと思っています。

作曲や音楽制作に励んでいる人、ぜひぜひ注目してみてください!

著者:篠田 元一
定価 :1,944 円(本体1,800円+税)
Kindle版:1.800円
仕様:B5変型判/196ページ
発売日:2015.8.24
ISBN 9784845625840

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