新ザ・ベスト・ドラムス・プログラミングス
打ち込みの中でも、ドラム・パートはひとつのハイライトともいえるでしょう。バンド演奏のカッコ良さはドラマーに負うところが大きいように、打ち込みにおいても、ドラムの打ち込みがギクシャクしていたりすれば、たとえ他のパートがしっかり打ち込まれていても、やはり作品としての説得力に欠けてしまうでしょう。
ドラムの奏法やパターンの組み立て方に関しては、ドラムを叩いた経験がある人ならば曲調やサウンドの傾向などに応じて、打ち込みに反映できる事柄が多いと思いますが、それ以外の人にとっては難しい面も多々あるでしょう。またDTM派の人でも普段打ち込んでいるドラムを、“本当はもっとカッコよく鳴らしたいけど・・・・”、と思っている人も多いのではないでしょうか。
本書は、そんな人たちのための手助けとして活用して頂けるものを念頭に書き上げました。ドラムの基本的な打ち込み方は無論のこと、生ドラムのノリを可能な限りシミュレーションしたものから、打ち込みの特性を活かした、ドラマーの視点とは違った新しい感覚のパターンまで、さまざまなジャンルに応じたドラム・パターンを豊富に盛り込んであります。
篠田元一 監修
リットーミュージック刊
B5変形判/160ページ
定価(本体1.800円+税)