「実践コード・ワーク Complete」シリーズ

実践コードワーク 理論編実践コードワーク アレンジ編最初の『実践コード・ワーク理論編』の発刊は1991年6月で、翌年6月に『同アレンジ編』が発刊されました。幸いにも両書とも発刊当初から大きなご支持をいただき、1997年初頭には装いも新たに全3巻に及ぶ『新・実践コード・ワーク』シリーズ(第1巻:ボイシングとプログレッション、第2巻:曲作りのための応用テクニック、第3巻:スケールとモード)へと発展させることができました。それ以後も変わらぬ力強いご支持をいただく流れで、さらに新しく生まれ変わったのが今回の新改訂版『実践コード・ワークComplete』シリーズとなります(本シリーズの変遷は最後に示しましたので参考にしてください)。

今回の新改訂は、最初の発刊時と同じく『理論編』と『アレンジ編』の2巻構成になっています。基本的には前シリーズ3冊のうち、『理論編』では第1巻と第3巻を項目等はそのままに収束した形になっており、『アレンジ編』の方は第2巻をもとに独立した改訂本になっています。無論、一部の内容は新たな考察を交えつつ加筆あるいは訂正を行い、譜例も差し換えるなどしながら、単なる旧刊の焼き直しにとどまらない内容を心がけました。内容の見直しはもとより、書籍サイズをひとまわり大きくさせ(量感もグッとアップしてます)、紙面のレイアウトも譜例の見やすさを含めて重視して一新させています。またご要望が多かった譜例から抜粋したサンプルCDも『理論編』『アレンジ編』の両方に付録させていただきました。

旧刊から数えてみると14年近くも経ちました。当初は正直言って、こんなに多くの方々からご支援頂けるとは思いもよりませんでした。最初の企画から書き終えるまでは長い歳月を費やし、その後も改訂を重ねるごとにみなさんの期待に応えるべく、精一杯、全力投球で書き続けてきたつもりです。それだけに、これだけ長年にわたるご支援を実感できるのは、本当に狂喜の思いで一杯です。みなさんには、心より感謝いたします。

共通仕様
B5変型判/CD付き
定価: 2,300円+税
発売日: 2005.01.28

Contents
理論編 アレンジ編
第1章 コード理論の基礎知識
第2章 コード・ボイシング
第3章 分数コード
第4章 転調
第5章 スケール
第6章 モード
第1章 メロディとハーモニーの関係
第2章 キーボード・アレンジ
第3章 音色に応じたボイシング・アプローチ
第4章 アンサンブル・アレンジ
第5章 ブラス・アレンジ
第6章 ストリングス・アレンジ

『実践コード・ワーク』シリーズの歩み

『実践コード・ワーク』シリーズ


 

『新・実践コード・ワーク』シリーズ

  • 第1巻:ボイシングとプログレッション(1997)
    『理論編』を改訂
    「転調」の章などを加筆
  • 第2巻:曲作りのための応用テクニック(1997)
    『アレンジ編』を改訂
    「メロディとハーモニーの関係」の章などを加筆
  • 第3巻:スケールとモード(1997)
    『理論編』の「モード」の章に「スケール」の章などを加筆
    第1~3卷の譜例抜粋サンプルCD付録

 

現在 – 『実践コード・ワークComplete』シリーズ

  • 理論編(2005)
    『新・実践コード・ワーク第1巻』『同第3巻』の改訂・合本化
    譜例抜粋サンプルCD付録
  • アレンジ編(2005)
    『新・実践コード・ワーク2』を改訂
    譜例抜粋サンプルCD付録
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