力強い雑草クンと新作の共作作業
ここ数日、晴天続きの気持ち良い日が続いています。草花も勢いづく時期であります。で、ウチのスタジオの外回りは、すべてコンクリートの地面であります。別にそれほどめずらしい光景ではありませんが、いたるところの割れ目、亀裂、ちょっとした小穴などから雑草が元気良く飛び出していました。なかなか根性ある雑草クン達なので記念撮影であります(笑)。
そういえば、ちょっと思い出しました。以前、TVでやはり人通りの多い道路のアスファルトの小さな隙間からなぜか大根が生えてきてニュースになっていました。近所の人たちはそんなたくましい大根に神々しいまでの敬意を表して大事に見守っていたものの、ある晩、心無い人がさっさと抜いてしまったという、何とも、もの悲しい事件でありました…。まぁ、そんなオチはともかく、彼らはやはりすごく強いです。月並みな事を言わせてもらうと、自分も雑草のように強く生き続けたい、と(笑)。
さて、こんな撮影に夢中になっていたところに、パーカッション奏者、仙道さおりちゃんがやってきました。午前は別仕事でレコーディングだったというのに、ものすごく元気~。力強い雑草クンたちと相まって、自然と快活な気分になってきます。
で、この日は何かと言えば、7月にレコーディングを控えているThprimの2枚目に収録するための共作作業であります。1枚目でも「マディラの香り」「カリアリからの列車」と共作がありましたが、この時はさおり嬢が激忙の最中であったために、彼女の鼻歌やメモ用紙に走り書きしたカタカナ表記譜面?(ドレドレソ~)を元に僕がコード付けやメロディの成形などを決めて、という感じだったのですが、今回はメロディやモチーフ、リズムのアイディアなど、断片的とはいえ、彼女が多彩に用意してくれました。その素材をもとに時には別室に分かれてそれぞれ構想を練り直し、また一緒になってメロディやコード進行、リズムなどを再構築、というような作業だったのですが、気がつけば真剣にがんばったということもあって、2曲ほどできあがりました(まだ大枠ですが)。さおり嬢がピアノに向かっている写真もなかなかレアな光景でしょう(笑)。
こんな共同作業をあと1~2回を予定しているのですが、なかなかThprimらしい、また、さおり嬢の魅力が満載された曲に仕上がりそうであります。やはり1年以上一緒に演奏してきていることもあってか、共作作業は前回よりも断然はかどります。彼女は時として思いも寄らない、とんでもないアイディアを提示してくるので、これもなかなか楽しみであります。
この共作に限らず、2枚目の収録曲は逸品揃いになりそうであります。水野さんも独自のユニークなアイディアを構想している様子。ご期待ください~。また随時、ご報告いたします。