新刊『はじめてのコード・ブック<キーボード版>』

 今年も残すところあと少しですが、年末ギリギリまで納期がいくつか重なっていたり、来年1/19に行われる「さよならヤマハ渋谷店コンサート」の件がジワジワと押し寄せたりして、お正月はまともに休めるのか微妙であります。まぁ、何もせずグタグタしているお正月よりはマシかな(笑)。
 
chordbookで、忙しさにかまけて、すっかりアナウンスが遅れてしまったのが新刊書籍の『はじめてのコード・ブック 「キーボード版」』です。約1ヶ月前に発売されました。
 本書は、鍵盤でコードを押さえたいと思っていてもなかなか体得できない人、クラシック歴が長いわりにコードに対して苦手意識をもっている人などに向けた、キーボードの初心者向けの新しいコード・ブックです。本書に掲載されているコードはロック/ポップスで使用頻度の高い以下の14種類です(□には12キーの音名が入ります)。
【掲載コード】
□、 □add9、 □6、 □M7、 □M7(9)、 □7、 □7(9)、 □7sus4
□m、 □m6、 □m7、 □m7(9)、 □m7(b5)、 □dim

コード・ブックと言えば、すでにたくさん出回っていますが、本書は以下がポイントです。
●キーボーディストとして「取りあえずこれだけはおぼえておくべき」ものばかりをピックアップ
●ボイシングのバリエーションは各コードで最大8パターン
●ボイシングは基本スタイルからやや応用スタイルまで実践で使えるものをピックアップ
●鍵盤のボイシングは両手による最適な音域、音数によるボイシングをキーに応じて対応。
●コードの構成音の音名・音程度数表記
●ボイシング譜面はすべてSMFデータとして付録CD-ROMに収録。全ボイシングは耳で簡単に確認可能。
●SMFはDTM制作でキーボードのコードを打ち込むときにも使用可能。

 なお、本書は9/24に発売し、ご好評を頂いております『究極コード図鑑』からの抜粋を元に、新たにキーボード初心者に向けて内容を再構築・再編集したものです。コードをもっと極めていきたい、という方には『究極コード図鑑』を、とりあえず実践で使える基本コードをしっかり学びたいという人には本書をオススメしたいと思います。こちらはお手頃価格です。
 ちなみに、『究極コード図鑑』でギター・コード部を担当した共著者の成瀬正樹氏も『はじめてのコード・ブック「ギター版」>』を出しました。併せて着目いただければと思います。

■はじめてのコード・ブック「キーボード版」
■著者:篠田元一
■仕様:B5変型判/176ページ/CD-ROM
■価格:1,260円(本体1,200円+税)
■発売日:2010.11.25

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