PIVOT発売記念ライブ Vol.2
2000/11/22(水)、六本木ピットインにてCD発売記念ライブVol.2が行われました。当日は第1回目には及ばなかったものの、それでもたくさんの人が駆けつけてくれました。またしても遠方からも来てくれた人もいたし、メンバー全員のサイン入りCDもたくさんお買いあげ頂きました。ご来場の方々、重ねてお礼を申し上げます。
さて、今回はベーシストに元プリズムの渡辺 建氏が参加。10/7~8に行われた「大楽器祭:篠田元一PIVOTスペシャル・ライブ」以来の参加となります。とても歌心のある素晴らしいプレイを披露してくれました。MCもおもしろい(笑)。今回はメンバー全員が超多忙のため、リハーサルができなかったのですが、長年プリズムで構築されてきた「渡辺 建+木村万作」の絶妙なリズム・コンビネーションは、PIVOTサウンドの中にも見事に踏襲されておりました。この辺も聴きどころだったでしょう。
演奏曲は、アルバム収録曲を中心に新曲も3曲。ベーシストから“指が骨折する”と不評(笑)の「Light Pink」はソロ・ピアノでお届けしました。アルバム収録曲もライブでは例によってどんどん新たな展開が創造されていき、PIVOTの魅力満開だったと思います。
PIVOTの年内ライブは、12/15(金-華の金曜!)と続きます。今回見逃した人、ぜひこのPIVOTサウンドを経験してくださいね。
演奏メンバー
篠田元一 (Piano,Keyboard)
矢堀孝一 (Guitar)
木村万作 (Drums)
渡辺 建 (Bass)
原田芳裕 (steelpan)
PIPOホーン・セクション
演奏曲
1部(19:30~20:35)
- Urban#2
- Night Wave
- Pathos(新曲)
- Caribbean Funk Method
ピアノソロ
「Light Pink」「エメラルドの波紋」
2部(21:00~22:35)
- 庭に鰐
- Friends(新曲)
- Smash
- PIVOT
- Upload (新曲)
アンコール
Crax
PIVOT ライブより抜粋 (1.7M Byte)
今回は、まともにリハーサルができなかったのですが、このメンバーなら全然不安がありません(笑)。新曲を含めて、どの曲も何も言わずとも、PIVOTならではの白熱した展開が期待できるのです。演奏していても何が起こるかわかんないし、実に楽しいんです。もはやPIVOTサウンドは最高潮と言ってもいいでしょう。
ちなみに僕の使用機材は、いつもと同様、アコピ、Rhodes73スーツケース・ピアノ、A-90EX、XP-80。それに「Night Wave」と「Smash」ではVS-1680で上モノやパーカッションを補っています。
ちなみに僕の使用機材は、いつもと同様、アコピ、Rhodes73スーツケース・ピアノ、A-90EX、XP-80。それに「Night Wave」と「Smash」ではVS-1680で上モノやパーカッションを補っています。
渡辺 建さんとは私的な交流は10年くらいになりますが、仕事上というよりかは、どちらかと言えば飲み会で、という程度でした(笑)。僕がフュージョン(昔はクロスオーバーと呼んでいた)を初経験したのが、実は24年前に聴いたプリズムの1stでした。当時は日比谷野音ステージなどでよくプリズムの演奏を聴きにいったものです。その建さんと、こうして同じステージに立って演奏していると思うと、狂喜というか、“いいのかな~”って気分になってきます。この気持ちわかりますよね(笑)。
建さん曰く“PIVOTの曲は、どれもコード進行が目にしみるよ~”と言いながらも、安定した演奏を聴かせてくれました。6弦ベースを使ったメロディアスなアプローチもとても魅力的です。僕よりも全然先輩なのに、謙虚だし、譜面をきれいに浄書(篠田の書く譜面は汚い)してバッチリと予習をしてきてくれます。MCも実に楽しいんです。24年間在籍していたプリズムを脱退したばかりですが、今後もアクティブに活動していくことでしょう。無論、篠田もPIVOTに限らず、これからも、いろいろお世話になる予定です。
PIVOTの定番ギタリスト、矢堀孝一。気がつけば、もう5年以上一緒に演奏しておりますが、相変わらずスピード感溢れるプレイには圧倒されます。翌日からfragileの2daysライブ。ということは3日連続ピットイン出演。忙しいヤツです(笑)。
PIVOTには欠かせない存在、ステールパンの原田芳宏くん。今回は、かなり彼をフューチャーした展開になりました。一緒に演奏していると、南風が吹き抜けます(笑)。これからも益々重要な存在になっていくことでしょう。ステールパンを叩かない曲では、パーカッションも担当。これもなかなかユニークです。
中華ナベのセットじゃありません(笑)。今回、原田くんは音高の異なる3つのステールパンを持ってきました。これが結構ステージを圧迫(笑)。一部のセットは客席まで及んでおります。建さんのベース・システムも巨大だし、ホーン・セクションもいるし・・・ステージはぎゅうぎゅう詰めの状態でした。とはいっても、篠田はステージの1/4を確保しておりましたが(笑)。
ドラムスの木村万作さん。いつもながらシャープでドラマティックなドラミングです。ベーシストが建さんいうこともあって、気分的にもいつも以上に余裕のあるプレイだったと思います。建さんとのコンビネーションはどの曲もバッチリでした。「Upload」のドラム・ソロ、万作さんも悩ます仕掛けがあって、これからのライブの聴きどころのひとつになるでしょう(笑)。
すっかり御馴染みとなったPIPOホーンの面々。左より宮坂聡彦(AS)、亀田直宏(TP),村瀬和広(TS)。今回はyaboの“そろそろソロも吹けば~”という要請もあり、新曲の「Upload」では、3人によりソロ・バトルをフューチャー。なかなかの好演でした。やはり上手くなるものですね(笑)。