2009楽器フェア・レポート
今年も楽器フェアに出演しました。考えてみると、楽器フェアに最初に出演したのが25歳くらいのときだから…それからほぼ出演しているとなると…。某メーカーの人から「篠田さんの出演回数はミュージシャンの中で最多です」なんて言われてしまいましたが、まぁとにかく、今回も老体にムチ打ってがんばってきました。とはいうものの、今回の僕のステージ(ローランド・ブース)は初日と最終日、それにキーボード・サミット(音楽電子事業協会AMEI)だけなので、いつもよりは楽だったかな。
まず、僕のデモ担当は話題のV-Pianoです。山崎彰くん(V-Drums-1枚目写真右)、それに急遽参加となったベースの吉本義貴(1枚目写真左)を加えたピアノ・トリオでのステージとなりました。山崎くんはオルガンの大高清美ちゃん(1枚目中央)のサポートも務めていたから大忙し。どんな曲を叩いても素晴らしいドラミングであります。
ステージでは約40分、新旧5曲、僕のオリジナルを演奏させてもらいました。V-Pianoは発売以前から触ってきたものの、こうしたライブでバンド形式で演奏するのは始めてです。もちろん出音の良さは大満足。これからも使っていくことになるでしょう。とりわけ最終日は超満員のお客さんに見て頂きましたが、演奏後も多数のミュージシャンや業界の人などに会えたし、これも、楽器フェアの楽しみでもあります。
最終日の8日、社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)主催による「KEYBOARD SUMMIT 鍵盤楽器はこう弾け!」に出演しました。日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)の理事長でもある大浜和史さんの呼びかけで、僕、それに小川文明くん、福田裕彦さんによるキーボード・セッション/バトルをやろうというもの。前回ブログにも書いたように超久々の再会となりましたが、理屈抜きにキーボードを演奏する楽しさをみんなに伝えていこうという趣旨のイベントでした。
楽器フェア会場の2階の会議室には、真中のレズリー・スピーカーを囲むようにデジタル・ピアノ、オルガン、シンセが多数並べられ、僕たちは顔を合わせながら、キーボードに関する四方山話やセッションをするという感じでした。台本なんてないし、一体どうなるやら、と思ってましたが、ナビゲーター役そしてキーボーディストである大浜さんが「では、挨拶代わりに1曲!」といきなり、コードを刻みはじめセッションがスタート。おっと、そうきたか~って、みんなが加わり、ソロ回しが始まり…。こんな感じの進行で、ひとりひとり、楽器に対する想いや、当時の音楽を思い起こしながら話を進めていると、また誰かが当時の名曲の演奏を始め、それが人知れず、またみんなでセッションが始まり、突然というか予想通り(笑)文明くんが絶叫で歌い始めたり、、、一番楽しんでいるのは僕たちだったかも(少し反省…)、なのですが、お客さんもいっぱい笑ってくれたので、ヨシだと思います。多分(笑)。
このサミットの終了時間は僕のローランドでの最終デモに合わせてもらったのですが、案の定、定刻に終わる兆しなし….心配になったローランドのスタッフが次々に迎えにきてしまい、残念ながら僕は途中退席になってしまいました。その後も残りのメンバーでしばらく盛り上がっていたようで、、、。また、ぜひやりたいですね~。
今回の楽器フェアでは娘の篠田浩美も、ローランドのデモ・ステージでV-Pianoとデジタル・ピアノの新製品のデモをやらせて頂きました。若いこともあってか、連日、相当数のステージを受け持ってようで、良い経験にもなった様子です。というか、ローランドのピアノ関係の仕事はほとんど娘に持って行かれ状態であります(笑)。まだまだ未熟モノですが、よろしくお願いします。
会場では、コルグでデモをやっていたパーカッショニストの仙道さおりちゃんと久々にご対面です。Thprim(スプライム)に限らず、今後もまた何か一緒にやることになると思います。それにしても、さおりちゃん、とっても幸せそうでした~。 最後は、山崎くんとツーショットで記念撮影(お客さんから送って頂きました写真)。
以上、2009楽器フェアのレポートでした~。次回も楽しみです。