篠田元一 Special Night Vol.1
第2部
第2部演奏曲
- エイプリルフール
- Night Wave
- One Night
- Cape Wind
- Desafinado
- UPLOAD
アンコール
Urban#2
第2部からは、原田芳宏(Steelpan)、養父 貴(G)、渡辺 建(B)、木村万作(Dr)といった御馴染みのリズム・セクションが加わる構成。ご覧のとおり、総数9人の大所帯バンドになりました。しかし、まぁ何と言いますか、フロントとバックで、ステージ上はまるで“親子バンド”のようでもありますが…(笑)。このリズム・セクションは『Floating Colors』の「エイプリルフール」で演奏してもらった御馴染みのメンバーです。第2部からこれだけのメンツが参加というのも、ちょっと贅沢な感じでもあります。
第2部の幕開けは、その「エイプリルフール」。バートバカラックのカバー曲です。CDではこの曲のみ弦が入っていませんが、ライブでは弦カルを加えたニュー・アレンジでお届けしました。これがとってもウォームなサウンドになって大正解。CDで弦を入れなかったのを少々悔やんでおります。1枚目の『PIVOT』からは「Night Wave」と「Urban#2」(アンコール曲)をやりました。これも新たに弦を加えてゴージャスにリニューアル・アレンジしています。僕自身も1部2部通してアコピのみだし、養父氏も大半がアコギなので、全体的にもアコースティックなサウンドです。もう何度も演奏してきた曲なのですが、このメンバーで演奏すると毎回違ったタッチで楽しめます。
「One Night」はCDではピアノと弦カルのみですが、ライブではリズム・セクションを加え、ジャジィな展開にさせています。ここは建さんのベース・ソロが聴き所でしょう。
「Cape Wind」は、前回のライブでもやった曲で、岬から吹き寄せてくる風をイメージして作った曲。リズム・セクションと弦カルの絡みが、独特の広がりを生みます。後半の原田君のスティールパン・ソロと万作さんのアクティブなドラミングが見事でした。
「Desafinado」はアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバ・カバー。この曲、イキなコード進行が気に入り、取り上げてみた次第。リズムの大枠はオリジナルにそれほど手を加えずシンプルにアレンジしましたが、50~60年代の映画音楽風のちょっと“いなたい”弦をアレンジして加えてみたら、予想以上にうまくいきました。
「UPLOAD」はPIVOTのライブなどでも何度かやったファンキー趣向の曲です。今回は弦を大フューチャーしたニュー・アレンジでお届けしました。弦カルのみんなにグルービィーなノリを奏でてもらうのに少々苦労しましたが、リズム・セクションともよく食いついて頑張ってくれました。ちなみにチェロは全部ト音記号の高域の早いパッセージ。久保くんにはちょっと冒険をしてもらいました。今後、ぜひ音源にしたい曲であります。
第2部は、前回より曲数も増やしたし、また全員のMCコーナーを設けたりで、たっぷり90分やりました。終始、お客さんとも和やかなムードで演奏できてとても楽しかったです。またこんなステージができればと思っております。
第2部は、前回より曲数も増やしたし、また全員のMCコーナーを設けたりで、たっぷり90分やりました。終始、お客さんとも和やかなムードで演奏できてとても楽しかったです。またこんなステージができればと思っております。
次回のブルースアレイでのライブは2003/2/9(日)です。ぜひまた見に来てくださいませ!
