源氏物語交響絵巻 日本公演

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リハーサル

リハーサル

リハーサルは、1998年11月14日(10:00~18:00)と11月20日(10:30~16:00)の2日間行われました。場所は大井町の駅隣にあるJR工場内の大井練習所。もとはJR職員のための大食堂だった様子ですが、現在では東京シティ・フィルの練習場でもあるようです。とにかく広いところです。

当初は、こんな大曲を2回のリハで本当に大丈夫なのだろうか、と少々不安がありました。僕自身もテンポが揺れまくる指揮棒に合わせて演奏することに、そう慣れているわけではないので、緊張しておりました(笑)。オマケに初日は9曲中7曲分しかスコアができていない様子(笑)。本当に間に合うのでしょうか……。

しかし、そんな不安は初日の一発目の音出しで、すぐにすっ飛びました。オーケストラの面々はかなり難しい譜面も物ともせず、初見で軽く演奏してしまいます。確かに初日の午前中は先生の指揮棒とオーケストラとの呼吸が今ひとつ合わなかったり、また僕も演奏内容的には、そう難しくはないものの、小節線があるのかないのかわかならいようなテンポの揺らぎの中で弾き場所を間違えたり、ということはありましたが、午後のリハでは、もうほとんどまとまっておりました。先生の指揮棒と演奏者全員が一丸となった雰囲気が、もう形成されていた感じです。今回のオーケストラ(東京フィル)は弦楽器だけでも60人以上にもなる大編成です。メンバーの中には若い人も多く、僕の書籍物やデータ集を持っている人も結構いて、話しかけられたり、サインを求められたりすると、いきなり近親感を持ってしまいます(笑)。しかし、何でオーケストラの人ってあんなに譜面が強いのでしょうかね。初見力だけでなく、先生の要求する多彩な演奏表現にも迅速・柔軟に対応していきます。休憩時間でも、将棋をやっていたり、違うコンサートの楽曲の練習をしていたりと(笑)、余裕しゃくしゃくです。

僕自身は、リハに先がけて使用音色は周到にプログラムしておいたし、RSSの音だしもローランドの大和さん・湯川さんの協力がありスムーズに進められました。和楽器の方々も、十分練習を積んできているようで、かなりまとまっています。

2回目のリハのときには、演奏者全員は、もうかなりリラックス・ムード。追加された2曲をまとめあげ、2回くらい全曲を通し稽古(全部で75分くらい)しておしまい。リハの終了予定時間よりも1時間前に終わってしまったほどです。さてさて、2日後の本番が楽しみになってきましたよ(笑)。

リハーサル僕の使用機材は、マスター・キーボードにA-90EX、音源はJV-2080&JV-1080、RSSの音だしコントロール用にXP-80というシンプルなセッティングになりました。
リハーサル僕のポジションは、ステージ下手前方になります。後ろはすぐに第1バイオリン・セクションで、心地良いサウンドが直接伝わってきます。先生の指揮を真横に見る形になります。
リハーサル先生がステージで、直接指揮棒を振るのは、35年降りとか言ってましたが、貫禄十分です。指示も的確かつ明解です。先生は基本的には穏和なのですが、納得がいくまで細かい表現をしっかり要求してきます。
リハーサルリハ初日は、NHK総合などからテレビ取材が入りました。このときの模様はご覧になった方も多かったでしょう。コンサートはBS2やハイビジョン番組で放映されるので(源氏メインを参照)、カメラワークもチェックしていた様子です。
冨田先生とリハを終えて、先生から「チェレスタのパートなどは、篠田くんのアイディアで自由に弾きなさい」などと、助言を頂きました。本番では調子にのって、総譜を見ながら、他の人のパートもユニゾンで演奏してたりします(笑)。
リハーサルローランド・スタッフを交えて、RSSの処理について最終的な打ち合わせが行われました。また、僕の演奏するシンセは、あくまでもオーケストラの一員として聴かせるので、直線的に音が出過ぎないように、と要望がありました。
機材たちこれが、本番のステージ脇にセッティングされる最終機材です。6台のRSS-10や多くのH-AR2000、僕の手弾き用のJV-1080などが収められています。ホールでは8チャンネルで鳴らしますが、CD収録や放映では2チャンネルになってしまうので、この辺も綿密にサウンド・コーディネイトされています。なお、このシステムの詳細は、99年の初頭に発売されるサウンド&レコーディング・マガジンの別冊「音響設置マニュアル」などにも、詳しく掲載されます。このページでも、今後、詳しく紹介していく予定です。

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