第6回: 矢堀孝一 氏

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ツーショット

篠田 篠田
yaboと最初に知り合ったきっかけは、確か新製品発表会のデモ・ステージだったよね。95年の最初の頃、「篠田元一バンドに新進ギタリスト矢堀孝一が乱入」みたいな触れ込みだったような……。
矢堀 矢堀
そう。僕はVG-8の伝道師として抜擢されてね(笑)。あの時も最初に「PIVOT」聴いたけど、またとんでもねえ曲書いてくる人がいるなあ、とか思ったよ(笑)。
篠田 篠田
あ、そうか、あのときもう「PIVOT」やってたんだ。僕もね、“吉田戦車顔”(笑)のまたとんでもねえ、ギター弾くヤツだなぁって思ったよ(笑)。あのときはフラジャイルのデビュー前だったけど、当時から結構、イケイケの濃い曲を一緒にやってたね。
矢堀 矢堀
正直いって、あんまりギターの腕は自信なかったからせめて楽曲でもとか思ってて。曲はよく書いてたね。
篠田 篠田
そのわりには、ギターでしきりに16分音符3つ取りの連続フレーズが出てきて、血流が狂わされた(笑)。
矢堀 矢堀
それは手数王(菅沼孝三氏)の影響かも(笑)。
篠田 篠田
でも、あれから水野さんとか誘って、PIVOTの結成のきっかけになったわけだよね。考えてみると、水野さんや布川さんとかもyaboを通じて知り合ったんだよね。そう考えると、この分野に本格的に引きずりこんだのはyaboだね。
矢堀 矢堀
まあ、核はやっぱ布川さんですよ。全部、布川さん人脈だもん(笑)。
篠田 篠田
出会いは大切だ(笑)。いろいろ接点を持ちながら、和は広がり、やがては、メ-ザ-ハウスで一緒に講師やってんのも、そんな流れだ(笑)。
矢堀 矢堀
それは篠田さんのお陰です(笑)。
篠田 篠田
昔はさ、一緒によく地方にデモ演奏とかいったけどさ。例のカニ事件以来、一緒に地方に行くことはなくなってしまったね(笑)。
矢堀 矢堀
あれは凄かったね。折角京都行くのに日帰りはねえだろ、から始まって、篠田さんも一緒だし豪気にいこーぜー、みたいな感じで営業所の人に「やっぱカニでしょ」とかワケのわからんこと言って、そしたら女子社員までご丁寧に呼んでいただいて(笑)カニだもんね。悪いことしたなあ。今はそんなこと言わないからまた企画してちょーだい(笑)。
篠田 篠田
このメンバーのブッキングは至難のワザだけど、関西ファンもできたし(笑)、前向きに検討したいね。
矢堀 矢堀
ぜひ。
篠田 篠田
さっきの話に戻るけど、俺達くらい、メーカーに文句言うミュージシャンもいないんじゃない(笑)
矢堀 矢堀
それは篠田さんでしょ(笑)。でも使って「いいですね、いいですね」じゃ悪いじゃん。ダメだなーとか不便だなとかいうところを言ってはじめて次に反映されたりするわけだから、それは責任ってもんかもね。
篠田 篠田
良い楽器を絶え間なく作ってもらいたいからね。マジで愛着を持って使いたい、って思うから。
矢堀 矢堀
そういうことです。ほんとそういう意味での愛なんですよ。ああ、もっと生徒とかにもダメなとこはダメって言った方がいいな(笑)。

篠田 篠田
PIVOTもアルバムがやっと出せたし、yaboにはいろいろつきあわせちゃったね。
矢堀 矢堀
アルバムの制作はとにかく楽しいよね。あのあとフラジャイルもレコーディングに入ったけど、あれこれと苦労したりなんだりで出来上がってくときはたまらんねえー。
篠田 篠田
PIVOTのアルバム・リリースはフラジャイル「5」を意識して、発売をズラしたんだよ(注:実はリリースは最高の大安吉日を狙ってた)。あのアルバムは僕のお気に入りでもあるんだ。
矢堀 矢堀
いやー、そういってもらえると……。なかなかプログレッシブでしょ。
篠田 篠田
あの雰囲気は好きだなぁ。ついキーボードで参加したくなる(笑)。ところでさ、PIVOTのレコーディングでは、yaboのソロ収録に気合いを感じたよ(笑)。丸2日間、弾きっぱなしだったじゃない。
矢堀 矢堀
気合いというか、難しいんだよ(笑)。
篠田 篠田
yaboが考えるPIVOTのサウンドというのはどんなイメージで捉えているの?
矢堀 矢堀
都会的人間模様(笑)。クールさと回線や環境の複雑さが表現されている?理屈っぽさなんかもふくめて(笑)。
篠田 篠田
そうか。いや実はね、当初はもっと洗練したサウンドを目指してたんだけど、yaboもみんなも、いい感じで「毒」を盛ってくれたでしょ(笑)。これが正解で、ワイルドでパワフルなテイストが加わったと思うよ。篠田の感性にカンフル剤が打ち込まれた感じだ(笑)。

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