PIVOT 制作ドキュメント

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トラックダウン

ツーショット

2000年7月1日~2日。東京・田町にあるMITスタジオでTDが行われました。このスタジオは昔、CM系のスタジオの仕事などで何度も足を運んだところで、とても懐かしい思い出があります。無論、当時にくらべると、スタジオ内は完全にリニューアルされていて、とてもきれい。機材面もグレードアップされていました。Fragileをはじめとするコンポジラ・レーベルの大半の制作で使用しているスタジオです。

さて、今回のTDに先がけ、エンジニアの唐沢クンのProToolsにコピーされていたマルチは、スタジオ内のSONY PCM-3348にも完全にデジタル・コピーされていました。唐沢くん曰く「TDはこの方が早いから」とのことですが、確かにいくらProToolsが優れモノと言っても、一度に複数の作業ができるわけではないので、納得もできます。定番通り「SSLのミキサー+3348のマルチ」でTDを進めていきましたが、ProToolsも併用し、そちら側の音を使ったり、プラグインなどもいろいろ活用していきました。

CD収録にされる9曲を2日間でTDするのは、かなり無理があるのですが、唐沢クンにはProTools内の音で、事前にサウンドの傾向など大枠はつかんでもらっているので、比較的スムーズに進行しました。ただ、それでも難航する曲もあり、最終的にはかなり時間がかかってしまいました。

唐沢千文7月1日、午後イチでスタジオに行ったら、TDのスタンバイが完了していました。ただ、唐沢クンは、前日も徹夜仕事で30分程度しか寝ていません。今日、明日ともつのでしょうか……。いや、どうしても頑張ってもらわないといけません(笑)。
ツーショットTDは1曲目の「PIVOT」からスタート。この曲をリファレンスとして、全体の音作りを進めてほしいと指示したので、当然、1曲目の仕上がりが重要になります。唐沢クンは、すでにPIVOTサウンドの傾向を自分なりにつかんでおりました。
かわいい水野さん少し遅れたところで、毎度・毎度~の水野さんが登場。カメラを向けるとピース・サイン。コレって、水野さんの最近の傾向です。かわいいんです(笑)。水野さんは、「任せたで~」という感じで、ほとんど外のロビーでくつろいでいましたが、時折、ボソっと入るや、ツボを得た意見をボソって言ってまた出ていきます。さすがです~。
唐沢千文淡々とミックスに励む唐沢くん。ただ前日の徹夜がたたってか、終日、お疲れ気味。
全体的に万作スタジオで収録したバス・ドラムにアタックと音圧が不足しているようなので、ProToolsのプラグインも結構多用しました。
MOTO MUSICの機材念のため、MOTO MUSIC STUDIOのMacやMOTO1224のシステムも運んでおきました。どんなトラブルが起こるかわかりませんからね。
午前2時夜中の2時半頃、「PIVOT」,「CRAX」,「URBAN#2」の3曲のTDが終了。仕上がりも良く、順調と言えば順調だったのですが、唐沢くんはすでに半死状態に。これ以上やっても良い結果は出せないだろうという水野さんの意見に従い、初日には、これにて終了になりました。ということは、明日は6曲のTD…..もう知りませんよっ(笑)。
 ツーショット7月2日、TDの2日目です。唐沢くんは、昨日とはうって変わって元気。生き返っておりました。だからTDも快調に進んでいます。この分なら、6曲のTDも大丈夫でしょう。
で、夕刻頃、同業者の新澤健一郎くんがお菓子を持って応援に来てくれました(ちなみに怪しい関係ではありません-笑)。彼は病、誤診などいろいろあって、会うたびにスレンダーになっていきますが、復帰ということで何よりです。今度、ツイン・キーボードで何かやれるとおもしろいでしょう。
谷賢史昨日より、外のスタジオでのTD現場初体験の谷。終始、黙々としておりましたが、きっといろんなことを吸収したことでしょう。
丸山くんアシスタントの丸山くん。まだ専門学校上がりホヤホヤですが、それなりに頑張っておりました。昨日は2時半終了後も、今日のための準備やら何やら雑用があり、あまり寝られなかった様子。2日目は完全に徹夜になったのですが、最後は完全に死んでおりました(笑)。
水野正敏2日目の水野さん。元気です(笑)。時折、篠田のパワーブック2400をいじり、自分のHPのアップ原稿書きに余念がない様子(笑)。もちろん、その合間に、ツボを得た意見(やられた~っていう感じ)をボソっと伝えてきます。やはり大モノです(笑)。
唐沢千文かなり快調に飛ばしてきたものの、夜中になると、唐沢くんはさすがに疲れてきたみたい。とりわけ編成の少ない曲でのリバーブ処理に延々と難航しましたが、根性で世界を切り開きました。あと少し、頑張って!
グループショット夜中の3~4時頃になると、ほぼ終わりが見え始めました。この時点で、水野さんは「任せたで~」ということで、ひとまず記念撮影に。
で、この直後、ピアノ・ソロ「少年と妖精の物語」の音作りをしているときに、ProToolsが周期的にデジタル・ノイズを出すトラブルが発生(泣)。その対応処理に追われたり、またエコー処理に試行錯誤が延々と繰り返され、結局、すべての曲のTDが完了したのは、朝の8時半でした。
でも、どの曲も妥協なく、やるだけやったし、良い仕上がり。悔いはありません。
みなさん、お疲れさまでした。残すはマスタリングだけです。

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